遥か氷河期から悠久の時をかけて形成されたフィヨルド

遥か氷河期から悠久の時をかけて形成されたフィヨルド

北欧特有の透明な斜光をうけて輝く、青いフィヨルドの海。山から溶けだす雪が冷たく澄んだ海に混じり、魚が育つ絶好の塩分濃度となる。また近海を流れるメキシコ湾流のおかげで、海は冬でも凍ることなく水温も安定した絶好の自然環境。

日本とほぼ同じ大きさの国土を持ち、ヨーロッパで最も南北に長いノルウェー。この国の最大の魅力、それはダイナミックなフィヨルドです。

≪フィヨルドとは?≫

フィヨルドとはノルウェー語で「入り江」という意味で、氷河に侵食された谷の下流部が海水に覆われたものです。幅に比べ距離が長く、両岸は切り立つU字の谷壁で海抜1,000mを超える崖が連なっています。海面下は1,000m以上の深さをもつ窪みになっていることもある深い谷です。地形が複雑で、鋭く切り立った断崖が見るものを圧倒します。

≪どうやってできたの?≫

約100万年前に形成された2000~3000mもの厚さの氷河が、約1万年前に溶け出し、海側に移動する際、その重さで谷底がU字型に削りとられ、その後に海水が入り込んで現在のようなフィヨルドが形成されたと考えられています。今でもフィヨルド奥部の山頂には氷河が残っています。その氷河の雪どけ水が滝となって流れ落ち、フィヨルド景観の美しいアクセントになっています。

≪大きさは?≫

ノルウェーのフィヨルドは、まるで大木が枝を広げたように、数え切れないほどの支流が複雑に延びています。中でも、ソグネフィヨルドはヨーロッパ本土で最長・最深で、全長は204km、深さは1308mです。その支流ネーロイフィヨルドは幅250mで2005年にユネスコ世界遺産に登録されました。

≪どこで見られる?≫

主なフィヨルドは、ノルウェーの西海岸に集中しています。沿岸部には小さな集落が点在し、美しい景観に恵まれたリゾートホテルもあり、ノルウェー観光のハイライトとして人気のエリアです。
断崖が両岸に迫り、山頂に氷河が残るフィヨルドの景観を楽しむにはクルーズが一般的ですが、谷間の村に滞在しながらゆったりと大自然を満喫できるハイキングやトレッキングなどもお勧めです。

ノルウェーシーフードの品質の高さを支えているひとつの大きな要因として、さかなを育むのに最適なノルウェーの自然環境があげられるでしょう。あなたも悠久の時代に想いを馳せ、ノルウェーシーフードを召し上がってみてはいかがでしょうか。